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VSRシリーズ

ロータリーテーブル付き成形機

 竪型射出成形機は、主にインサート成形に使用されますが、複数個の金型をロータリー・テーブルに取り付けて、テーブルを回転させて順番に使用して、インサート、成形、樹脂の固化、取り出しなどを同時並行に行ない、生産性を高めることが行なわれます。そのために次の構造のロータリーテーブル付成形機があります。
(1)、「下型」だけを複数個テーブルに取り付け、1個の「上型」と順番に組合わせて成形するもの。 金型開放・回転型。
(2)、「下型、上型」の組合わせたセットを複数個、テーブルに取り付け、成形品取り出し、インサート時だけ金型を開き、その他は閉じて回転するもの。
    金型締付・回転型。
   いずれも、金型を複数作りますので、金型製作費を負担できる量産用です。

最近の樹脂(プラスチック)製工業部品は、従来以上に高精度化、多機能化、小型軽量化、低コスト化、短納期化を前提条件としての利用範囲がますます広がってきています。なかでも部品の複合化等で、金属部品などを組み合わせた複合部品は多くなっております。これらの新しい部品の生産にはインサート成形(部品を金型の中へ装着し樹脂を射出して鋳包み一体化する)、アウトサート成形(部品の一部へ樹脂を射出して組付けを行う)をはじめとする射出成形による複合射出成形工法が使われております。
 この成形工法において作業が楽に出きるように、または自動化がしやすいようにする為に型締装置に、ロータリーテーブル、シャトルテーブル、ティルトテーブルを付属させることが出来ます。


ロータリーテーブルを付属した時の効用


1、下型は同一平面を回転し、上下動がないため、インサート作業が安全で確実に行えます。

2、インサート、成形品取り出し作業は成形ステージとは別の位置で成形稼動中に同時並行に行うことが出来るので能率が良くなります。

3、成形後、金型内固化時間が長い物でも、複数金型を使って短いインタバルで成形品を生産できます。この場合、金型毎に異なった成形品を
  作ることも出来ます。

4、成形品取り出し位置(作業ステジ)での下型周辺(特に上方向)がワイドオープンでインサートや取り出し等の自動化に対応する各種装置の
  組込みが容易です。

5、成形後成形品に他の部品を金型内で組み付けて取り出しを行う装置も、位置が決まっているので容易にできます。型上組立、型内組立も出来ます。
  (テーブルは円周上でインデックスしますので同じ位置での作業ができます。)

6、インサート部品のあるフープ成形も自動化装置の組み付けが容易です。

7、横型で成形している金型も使用できます(簡単なピックアンドプレス型の取り出しロボットを利用すれば全自動成形も可能ですし、
  金型キャビティ別収納も容易にできます)

8.底の深い成形品は型開き寸法の大きい機械を使用する必要がありますが、ロータリーテーブルの場合、成形品と上型が回転時干渉しなければ、
  取り出し位置では金型上部がオープンであり、容易に取り出しができます。

9、多品種少量生産で1日に何回も金型の交換が必要である場合、その金型を全てロータリーテーブル上にセットしたまま、必要な金型を選択して
  成形することも可能です。ロータリーテーブルを、金型保管棚とするものです。(特殊仕様でセット金型数には制限があります)

 弊社においては複合射出成形工法用としてのベースマシーンがロータリーテーブル付き竪型射出成形機“VSRシリーズ”であり、マシーンレイアウトの自由度を持たせながら、省スペースを図って成形システムの構成ができます。


金型締付・回転型 ロータリーテーブルの事例


この方式は、成形後の樹脂の固化時間が長い厚肉品、発泡品、熱硬化性樹脂などに使われます。

1、ロータリーテーブル上に複数の金型開閉装置を取り付け型閉じをしたまま、インデックス回転します。射出成形だけでなく、タブレット、インサートの
  供給自動化、成形品自動取り出しを行えば、今まで人手によるコンプレツション成形も自動化でき、長時間の稼動も可能になります。

2、2ステージロータリー成形機で通常の成形品取り出し位置に、型締め、射出ユニットを組込めば、2色成形が可能となります。
  又テーブルを回転させず2台の成形機として単独に稼動させることも可能で、設置スペースも少なくてすみます。


 

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